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nier automata

Archive.00:あらすじ

本編の考察を読む前に物語の全体像と結末を振り返ることができるよう、「あらすじ」をまとめた。(ネタバレあり)

『NieR:Automata』(2017年)

西暦5012年、地球は突如として飛来した異星人と、彼らが製造した兵器「機械生命体」による侵略を受けた。圧倒的な戦力差の前に人類は地球を追われ、月面へと撤退を余儀なくされる。人類側は地球奪還を目的としてアンドロイドによる抵抗軍を組織し、数千年に及ぶ膠着状態の末、自動歩兵人形「ヨルハ」部隊を新たに投入した。

本作は、この「第十四次機械兵器大戦」の最終局面を描いている。物語の中心となる主要登場人物は、感情表現を禁止された汎用戦闘型アンドロイド「2B(ヨルハ二号B型)」、高い調査能力と好奇心を持つ感情豊かなスキャナー型「9S(ヨルハ九号S型)」、そしてヨルハ部隊の前身実験機であり、組織を裏切って脱走し潜伏を続ける旧型機「A2(ヨルハA型二号)」である。

2Bと9Sは、地球上の機械生命体討伐任務を通じて行動を共にする。しかし調査の過程で、自我や感情、高度な知性を獲得した特殊な個体「アダム」と「イヴ」、さらには非戦を掲げて独自のコミュニティを築くパスカルら和平派の存在と遭遇する。地球上の機械生命体は、すでに創造主である異星人を絶滅させており、独自に人類の言語や文化、社会構造を模倣しながら進化を遂げていた。2Bと9Sは彼らとの接触や戦いを繰り返す中で狂気に陥ったイヴを撃破し、人類軍に一時的な勝利をもたらす。

しかし、大規模攻勢へと転じた「大規模降下作戦」において事態は急変する。未知の論理ウイルスによる大規模感染が発生し、衛星軌道上のバンカー(ヨルハ部隊本部)を含む部隊全体が汚染・狂暴化する。ウイルスに侵された2Bは、自身を破壊する直前に出会ったA2に自らの記憶データと刀を託し、介錯される形で命を落とす。この光景を遠方から目撃した9Sは、2Bを死に追いやったA2への激しい憎悪と絶望に囚われ、次第に精神を苛まれていく。

その後、地上には機械生命体の巨大構造物「塔」が出現する。残された9SとA2は、それぞれの目的のために「塔」の内部を目指す。内部の探索過程において、ヨルハ部隊の過酷な真実が明らかにされる。月面の人類会議は既に絶滅した人類を偽装するために設置された虚構であり、ヨルハ部隊そのものが人類絶滅の事実を隠蔽し、アンドロイドたちの戦意を維持するための捨て駒として設計されていた。さらに、ヨルハ機体のブラックボックスには機械生命体のコアが流用されており、定期的なウイルス感染と本部の自爆によって計画が循環・隠蔽される構造となっていた。

「塔」の最上層において、正気を失った9Sと、2Bの遺志を継ぐA2は死闘を繰り広げる。過酷な戦いの果てに双方ともに倒れ、「塔」は機械生命体の記憶やデータを載せて宇宙へと射出される。最終的に、二人を観察・支援してきた同行支援ユニット「ポッド042」と「ポッド153」は、プログラムされたデータ削除命令に背き、自らの意志で2B、9S、A2の記憶データを再構築・修復することを選択する。絶望的な破滅の結末の中で、新たな再起動の兆しを残して物語は幕を閉じる。

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虚無と魂の機械論:『ニーア オートマタ』の存在証明と感情を解読する15の思索
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